INTERVIEW
市役所職員
なるほどわからん
公的建築のやりがいって?!
建築職|M.Hさん
建築部 建築課
新卒入庁(11年目)
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CAREER
キャリア
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- 2014年
- 入庁・建築部 建築指導課
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- 2017年
- 建築部 建築課
第1子と第2子の育休をそれぞれ1年取得
SCHEDULE
ある1日の
スケジュール
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- 08:40
- 出勤
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- 09:00
- 来年度工事の見積作成
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- 12:00
- お昼休み
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- 13:00
- 担当工事現場へ移動
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- 13:30
- 現場検査
施工内容について施工業者さんと協議
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- 16:00
- 帰庁
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- 16:30
- 提出された施工図の確認
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- 17:30
- 退庁
入庁のきっかけ
大学の卒論で、長崎市深堀地域の都市形成をテーマにしました。それがきっかけで長崎市に興味をもちました。
長崎市役所 建築職の仕事
長崎市が所有する建築物の営繕業務を担当しています。営繕とは「建築物の営造と修繕」のこと。新築工事、改修工事、解体工事の発注・工事監理などの業務になります。新築より改修の割合が多いです。
現在は、主に西町小学校の改築を担当しています。現場仕事とデスクワークの割合は半々です。
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一級建築士の免許を取得
一級建築士は入庁後に取得しました。同じ世代で一級建築士を受験する人と一緒に勉強したり、一級建築士の先輩に教えてもらうなどしました。資格取得支援制度も充実しています。
経験した仕事
新人の頃に担当したのは、市営アパートの改修、稲佐山のスロープカーの駅舎新築工事でした。
スロープカーの山頂駅舎は山の頂にあるので、道路に接していないため、建物を建てるための資材や重機の搬入から苦労しました。
また、他部署発注のスロープカーレール設置工事と足並みを揃えるため、様々な部署と協議を重ねながら、工事監理を行いました。
まだ新人で右も左もわかっていなかったため、先輩方が地道に一つ一つ問題点を解決しながら業務を進めているのを見て、建築の工事監理ってこんなに色んなことを考えなきゃいけないんだ!と思いました。
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長崎市で働く面白み
長崎市は文化財が特に多いまちです。業務を通し、歴史的にも文化的にも貴重な建築に触れることができます。例えば、端島(通称:軍艦島)など、通常入れない場所へ入ることも。とても面白くやりがいを感じます。観光地でもありますので、市民だけでなくたくさんの観光客が訪れる場所にも関わります。
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公共の施設の設計で求められること
まず、市民の方が使用する建物なので、幅広い人たちが使用する想定で設計をすることが求められます。それを踏まえた上で、税金を使って工事を行うので、できるだけ安く建てることも求められます。必要・不必要を取捨選択することも欠かせません。
限られた施工条件や広さの中で求められるものをどう建てるか考えるのは、大変であり面白くもあります。
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コミュニケーションは密に!
長崎市が設計・発注した工事を請け負い、形にしてくださるのが地元の施工業者さんです。こちらの設計意図が伝わらなければ何もできないので、密にコミュニケーションを取りながら仕事をしていくことを大切にしています。チームとしての一体感がありつつ、いろいろ教えていただくこともあります。
長崎市職員としての建築職の醍醐味
関わった建物がずっと残っていくこと、そして、長い時間軸で建築物に関われることです。
先輩方を見ていると、自分が新人のときに建てた建物の改修をしています。2,30年前の自分の仕事と向き合うわけです。建築職の先輩からは「ワイの仕事やっか(あなたの仕事ですよね!)」と声をかけられることもあります。私の場合、約10年後に新人時代に担当した建物の改修やメンテナンスが必要になる時期がやってきます。当時の自分の仕事ぶりを振り返るのが楽しみです。
育休取得について
第1子の時に1年、第2子の時に1年取得しました。繁忙期は難しいですが、急な休みも取りやすいです。他の休暇制度も充実しているので、ワークライフバランスは取りやすいと思います!
メッセージ
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公務員を検討する方は、安定などが大きな魅力と感じられていると思いますが、それ以上に市民の役に立てるやりがいがあります。今の現場で言うと、子どもたちが新しい校舎で早く学べるように、スケジュール通りに工事が進むようにしたいです。
もう一声!
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- 働きやすさ
- 福利厚生がしっかりしていると思います。
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- 意外だったこと
- 若い人が多いこと。
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- 長崎市の「昼」のおすすめの場所
- 稲佐山展望台
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- 長崎市の「夜」のおすすめの場所
- 出島ワーフ
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- 長崎市で楽しんでほしいグルメ
- 水餃子!
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- 長崎市が舞台のおすすめ作品
- ドラマ「海に眠るダイヤモンド」
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